EVGA社サポートセンターへのRMAの手順を全網羅

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Published 2017年5月14日 by 寄稿者 BLiTZen

日ごろRadeon信者じゃないかと思われがちだが、自作PCを始めてからこのかたEVGAをこよなく愛している。日本でも個人輸入などでEVGAの購入者が増えつつあるため、EVGA米国本社との新品交換・返品の流れをここにまとめることとする。

EVGA Logo

保証に関する規約内容

EVGA日本用ページには、保証規約も日本語表記がある。同時に「カスタマーサービスにメールを送信」の項目がある。PC内のメールソフトで送ることになるが、アジアのサポート拠点 台湾のスタッフに送信できる。

RMA(返品確認)で新品交換対応を希望する場合は、EVGA.comの英語ページONLINE SERVICE CENTERからメッセージを送信する必要がある。なお、このリンクページにはログインが必要なhttpsセキュアページとなる。

RMAについての問い合わせを行う

これ以降、日本語ページが存在せず、英語ページのみとなる。ゆえに幾分の英語読解は必要だ。手続きをスムーズにするためトップページでアカウントを作成しておくと良い。

そして、RMAは大きく分けて2種類。

  1. ゲストRMA:製品登録していないものを申請できる。ログインアカウントは事前に作成する必要がある。
  2. EVGA RMA:公式サイトにログイン後、すでに製品登録済みのものをRMA申請する場合はこちら。

ゲストRMAの場合は、次項で製品シリアルナンバーを登録する。EVGA RMAの場合は、先だって製品のシリアルナンバーを登録のうえその製品情報欄から「SUBMIT TICKET」を選択する。

シリアルナンバーを登録する

ゲストRMAの入力画面では製品のシリアルナンバーを登録する。製品に貼られたSerial Numberを入力すると製造日などが登録される。なお、シリアルナンバーの見方は以下の通り。

EVGAでRMA新品交換を申請する方法

上記画像の左側が、最近のEVGA製品のシリアルナンバーの見方、右側が過去の表記となっている。

なお、メンバー登録を行っている場合は、EVGA本国サイトから、「Member」の小カテゴリ「My EVGA」 > 「Register Product」でシリアルナンバーの登録ページへ遷移できる。オンラインでサポートへメッセージを送信する場合は、同じく「My EVGA」 >「Service Tickets」を選択する。

SUBMIT TICKETで症状を記載・送信する

RMAの理由とその詳細なエラー内容の記入にうつる。

EVGAでRMA新品交換を申請する方法

登録した製品が上の画像のように表示されたら、その商品画像ごとに「SUBMIT TICKET」ボタンが表示される。これがメッセージ送信用のボタンだ。

EVGAでRMA新品交換申請を行うメールフォーム画面

メッセージ送信用画面の「Your Question」にその症状を記載する。本国サイトに送信する際は、英文での記載となるため、ここからは原文でのやりとりを克明に引用する。

I always get a hard error code 55 at boot up.
I am running

  1. CMT16GX3M4X2133C9 or CMD16GX3M4A1866C9 at 1600Mhz
  2. Intel® core i7-4770K

In the first, one of the FTW motherboard , It can boot up.
The other one, it cannot.
I will not be able to start the BIOS.
It had no effect to clear CMOS.

日本語にすると、「55コードが出て起動エラーが起きます。メモリはCMT16GX3M4X2133C9を使いました。CPUはi7-4770Kを使いました。1つめのFTWマザーボードで起動できました。2つめのFTWマザーボードでは起動しませんでした。BIOSに突入することができず、CMOSクリアも意味がありませんでした。」

それに対するEVGAからの返信が次の通り。

Dear Customer
Our RD feedback that code 55 is the problem with the memory.
Can you try “Reseat the RAM one by one in each memory slot to see if it is the problem with the memory module”.

お客さまへ。55コードはメモリーによる問題が考えられます。1つずつメモリースロットを差替えてみてください。という内容である。

EVGAに限らずマザーボードの起動エラーでありがちなのがこのメモリースロットによるエラーだ。テストの際は、メモリー1枚だけを用いて差し込むスロットを変えながら起動テストを行う。全スロットで起動できなかった場合は、別のメモリー1枚で同様の試験を繰り返す。上記の返信はこの方法を示している。

そして再度 筆者から返信。

Dear Mr.—.(ご対応くださったEVGAカスタマーの方)
Thank you for your reply.Unfortunately, I’ve tried it.
I tried one by one , but it could not.

ご返信ありがとうございます。残念ながらそれも試しました。一つずつ試しましたがダメでした。

Dear Customer
No problem, the RMA will be approved , please send to Taiwan for replacment/repair.
Thank you

お客さまへ。心配ありません。RMAでの手続きにうつれるでしょうから、台湾支社へお送りください。

生々しく原文はEVGAカスタマーのお名前以外ママとした。そしてその後メールで送られてきたRMA概要が次の通りである。

  1. RMAの申請有効期間は発行日から45日間。
  2. 送付業者にはTNT もしくはFedExを推奨。
  3. 梱包ルールに従うこと ※後述

2番が敷居を高くしている。日本から依頼できるFedExで調べてみると送料だけで10,000円超は覚悟しなければならない。新品を買い直す勢いもやぶさかではなく、今回はRMAを無事成功させるというミッションから、日本でも集荷・配送手配の利便性を考慮してヤマト国際便を利用することとした。ヤマト国際便は、梱包サイズでその料金が決まる。

ヤマト運輸に電話をする

理由は、『国際宅急便のインボイス付き送り状』をポストに投函してほしい旨をお伝えするためだ。

この際、国際発送における諸注意を聴き、同意する必要があるため、所要時間5~10分といったところ。内容は以下の通り

  • どこの国に送るのか → 台湾
  • 台湾に送付するものは中国産でないか → 中国産ではない
  • 送付するものは何か → コンピュータ基板単体
  • それには無線やリチウム電池は搭載していないか → していない

以上の応答を行い、了承を得た段階で住所・氏名を伝えると数日でポストに投函してくれる。

ちなみに、ATXマザーボードを3辺合計80サイズで輸送したところ3,450円で送付できた。無論、EVGAからの新品交換分は無償で返送されてくる。

荷造りを行う

RMAでの梱包で守らなければならない約束ごとは次のとおり。

  • マザーボード以外の余計なパーツは全て取り外すこと。
  • ファン、バックパネル、CPU、メモリなども全て取り外しておくこと。
  • マザーボード全方位をエアパッキンで厳重に保護し、曲がりや衝撃を緩和できること。
  • 梱包した外箱にはEVGAからメールで送られてきた以下のPDFデータを印刷して貼り付けておくこと。

画面中央やや上「CUT HERE」と書かれた上側の「X—X」より上の部分だけを、図のように梱包した箱に貼り付ける。これで荷造りは完了となる。

インボイス付き送り状を書く

前項の電話依頼で投函してもらったヤマト運輸の国際宅急便を前提に話を進める。

その見本がこちら(PDF 785KB)

署名欄以外、全て英語での記載が必須だ。無事に全項目を記載できたら、通常通りヤマト運輸の最寄りの集配所に集荷をしてもらう旨電話する。配達員さんに荷物とこのインボイス票を渡して決済。

送付から到着まで

送付日が2015年6月1日、同月8日にTNTから配送連絡のメールが着弾。新品交換品の受け取りは当方の都合で同月13日。およそ2週間で完了。

EVGAの3年保証とその対応についてはいつもながら迅速で確実。英語での対応という障壁さえクリアすれば、この保証期間は手厚く、数度助けられた。

ちなみに、保証の開始日は2パターンある。

  1. 購入時のレシートがあれば、購入日からの起算
  2. レシートがない場合は、製品の製造年月日から起算

初期不良に当たることそのものは運次第でもあり、手続きは海外輸送を要するため幾分時間がかかる。それでもEVGA製品を購入した場合は、オンラインのメンバー登録・製品登録を強くおすすめしたい。マザーボードもグラフィックカードも、EVGA製品は3年間の保証を貫いてくれているのだから。

執筆

BLiTZen’s Report OC 管理人 BLiTZen

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