[Radeon] RX VegaいよいよGTX 1080 Tiを捕捉

Radeon

Published 2017年5月8日 by 編集長 田口

Radeon RX Vegaのリリースまで秒読み

TweakTown のリーク情報によると、Radeon RX Vegaは登場からの数ヶ月で、16,000枚のグラフィックカードが出荷されるとした。これは、生産キャパシティの低いHBM 2メモリ、そしてダイの歩留まりに影響していると考えられる。

Radeon RX Vega

 

AMDの最上位モデルとしては、この出荷量は異常ではない。HBM 2という超広帯域メモリを備えたRX Vegaは、すでに3つのSKUがリリースされるのではないかと推測されているからだ。これは1つのGPUダイから欠損が発生したものを下位モデルとする、いわゆる「選別モデル」の宿命だ。

先端プロセスで悪化するGPUダイ

よくGPU、グラフィックカードの発表時には、16 nmや14 nmなどの数値が目に付くと思う。これはいわゆる配線のすき間の小ささを意味している。この数値が小さければ小さいほど、設計がより稠密(ちゅうみつ)であることを意味している。

※厳密には、最下層部でその稠密度を用いたに過ぎず、全層においてそれが保持されているわけではない。

Intel 14nm FinFET

画像はIntelⓇ 22 nmと14 nmの貫通ビアの狭さ・高さの違い

稠密であればあるほど、デメリットとして不良が出やすい。縫い物を連想してもらうと分かるのだが、より細い針を使うほどに、通す穴にブレが生じるということに近しい。

このブレた穴がいわゆる不良ビアとされるため、設計側は、ここに対して電気回路を通さない=使わない といった対策を講じる。性能は落ちるが、一定限度の動作を保証できる下位のGPUが出来上がるのがこのためだ。

誤解を恐れず端的に述べてしまえば、GeForce GTX 1080とGTX 1070、Radeon RX 480とRX 470はこういった選別によって生まれた格差と考えてもらって差し支えない。

Radeon RX Vegaは選別モデルを3つに大別?

Radeon RX Vegaに限ってはTSMCの16nmを選択する可能性も否定できない。

ともあれ問題は選別モデルを3つも用意するかも知れない、という点にある。

これは、3つSKUが同じダイ設計で提供することを意味している。AMDは慣例的に選別モデルにサブタイトルを用いて呼称してきた所以から、Radeon RX、Radeon PRO、Radeon Instinctになるのではないかと予測されている。

Radeon RX Vegaはいつ?

これはどこも憶測を出ないのだが、早ければ2017年6月のComputex Taipeiで何かしらの発表があるのではないかと考える。それはつまり、例年のAMDがここを根城としてきたからに過ぎないが。

Radeon RX Vegaほどのエンスージアスト向けGPUがE3などの大衆ゲーム展示会でローンチするわけが無いじゃないか。というのが海外勢を含めたもののエンスージアストの意見だ。

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